【第11回】アクトレス(4/5~4/11)~青春の甘酸っぱさ~

今週の一冊

山田謙二先生の代表作です。青春の甘酸っぱいオーラ、ぷんぷんの作品です。

ちょっと前にお亡くなりになられたまつもと泉先生の代表作「きまぐれオレンジ ロード」が好きな人は、この作品もきっと気に入っていただけるはずです。「きまぐれオレンジロード」ほどメジャーではありませんでしたが(山田先生、すみません)、隠れた超名作です。

青春のあまずっぱさと、若い時期にしかない独特の感覚をリアルタイムで感じる、または、思い出させてくれる作品です。

ネタバレになりたくないので詳細は書きませんが、初恋のすれ違いや背伸びしたい思春期の感情が、丁寧な伏線をはったストーリーのなかでテンポよく展開されています。

こうしてみると、おもしろい作品って、主人公をはじめとした登場人物の魅力、またはストーリーおよび展開の機知のどちらかに集約され、その両方が揃ったときに名作が生まれるのかな~って感じがします。

青春ストーリーですが、生きることの意味も教えてくれるような心に残る作品です。

日本のマンガにはめずらしいエンディングを迎えますが、この作品以降、オマージュを含め、従来のマンガと一線を画すような作品が出てくる分岐点になった気もします。

5巻で完結ですので、一気読みできますし、読後感に浸れるすばらしい作品だと思います。

ネタバレ覚悟で、もっと知りたい方は、楽天かAmazonのレビューを確認してみてください。

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