【第8回】グローバルヒストリー(3/15~3/21)

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最近、マンガを読んでいると世界史や日本史を題材にしたものが多いような気がします。

個人的には、ヤングマガジンに連載中の「アルキメデスの大戦」(三田紀房・作)がおススメです。けっこう、時間をかけて、じっくり読める本だと思います。
アルキメデスの大戦 – Wikipedia

困ったときこそ歴史に学ぶということは、これまでもよくあることですが、いまの世の中をみると本当に歴史に学べるのかな~って感じもします。

人間の持つ普遍的な生物としての性質は変わっていないにしても、超情報化社会のものとではこれまでの常識が通用しないという面も多岐に及んでいると思います。

歴史を一国の歴史としてではなく、グローバルの視点で検証するといえば、「世界史」と何が違うの?って感じもしますが、世界史は、世界の各国、各地域の歴史を学ぶのであって、ある時代の歴史を地球規模で俯瞰するものではないので両者には大きな違いがあります。

いっぽうで、時代はそのときの強者の歴史でもあり、地球規模での俯瞰は、結局はそのときの強者のスタンダード、視点を通じて世界を見ることに過ぎないのであれば、真の意味でのグローバルヒストリーにはならないのではないかとの批判も的を得ていると思います。

歴史はいまも刻々と進行しています。

いま生きてること、この瞬間も歴史の一部となります。

かつてフランシス・フクヤマ氏が「歴史の終わり」という名著を発表し、世界的なセンセーションを巻き起こしたことがあります。
歴史の終わり – Wikipedia

突き詰めれば、一人ひとりの歴史観は、何某かの主観的要素が入ることは避けられません。みんな自分の目を通して世界を見ているわけですし、大多数の人々はグローバルヒストリーの見方などを実践しているわけではありません。

教養として、視野を広げる意味として、もし、関心があられれば一読されてもいいかもしれません。

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