デジタル時代に続く「量子時代」の到来~InformationとIntelligenceの違いとは~

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日本では、DXが流行のキーワードとなっていますが、アメリカではすでに次世代テクノロジーの量子技術に関心が集まっており、若い世代への教育にも取り入れられつつあるようです。

次世代のコンピューターに革新をもたらすと期待される量子コンピューターの研究開発のニュースについても、日本経済新聞の紙面で取り上げられることが多くなっています。

量子コンピューターへの投資については、アメリカが先行していましたが、最近は中国が猛追しているようです。

ドラマや映画でも描かれているように、AIが人間の仕事を奪うことが懸念されていますし、実際にそうなる可能性は高いでしょう。 シンギュラリティという言葉も、ずいぶん前から話題になっています。
最近の進化が人類の予想を超えるスピードで進展していることを考えると、ありえない話ではないと考えられます。

これもずいぶんと前から言われていることですから、いまさらって感じですが、やはりいまの日本、世界の経済社会で生き抜いていくには情報に強いことが必須と思われます。

情報は、英語にすると、「information」「intelligence」の2種類に訳されます。

たとえば、ITは、Information Technologyですし、AIは、Artificial Intelligenceです。ネイティブではない方々でも、なんとなくこの2つの違いは理解できるのではないでしょうか。

情報を知ること、受動することも大事ですが、情報を活用すること、発信することもとても大事なことです。

Informationとしての情報を教えることも大事ですが、Intelligenceとしての情報を教えることにも重きをおかなければ、日本経済は、ふたたび一周遅れになってしまうのではないでしょうか。

DXについても、これまでのやり方をただデジタルに置き換えるのではなく、デジタルの良さを活かしてどう進化させるかまで考えられるかどうかで、かなりの差がでてしまうのではないでしょうか。

既存のやり方をデジタルに置き換えただけの「DXしたつもり」と、デジタルの良さを最大限生かし、オンラインをオフラインをミックスした有効で効率的なDXを成し遂げるのとでは、雲泥の差が生まれることが予想されます。

個人レベルでも、法人レベルでも、コロナ禍で急速にデジタル化のニーズが高まり、あわてているところもあると思いますが、ここを正念場として、しっかりと取り組みたいものですね。

量子時代もあっという間にやってくると思われます。DXでぐずぐずしているようでは、本当に時代についていけなくなります。

最大の投資は、暗黙知の獲得につながる自己啓発、自己教育にあるといえます。2021年、日本人の多くが、人生で一番勉強したといえるような1年になるといいなって思っています。

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