働くありさんと、働かないありさんの法則

ビジネス

新型コロナウイルスの拡散が止まりません。

関東の一都三県にとどまらず、緊急事態宣言が全国的に拡大しつつある状況で、再びテレワークへの転換が求められています。

特に首都圏では、テレワークにより、出勤する社員の数が半分以下という会社も少なくない中で、ある疑問がSNS上でささやかれています。

「在宅という名の休業」、「パソコンつかえない中高年の社員、自宅で何やってるんだろう」、「半分以下の社員しか出社していないのに、普通に会社がまわってる」

以前から、ビジネスに限らず、働きアリの法則はいろな場面で語られてきました。

「2割のアリが働き、残り8割は様子見やさぼってる」というものですが、会社によってはそれが証明されたように見える現象が起きているようです。

ただし、働かないアリさんは、働いているアリさんに何か不測の事態があると働き始めるらしい・・・。その不測の事態のために、あえてさぼって、休んで、待機しているらしい・・・。

いまの日本を見ると、ややもすると、ぬるま湯的な雰囲気が散見されます。

高度経済成長、偏差値教育、モーレツ社員・・・

いまでは見られなくなった競争社会を表すような言葉や状況は、行き過ぎれば問題ですが、再考する余地があるのではないかと個人的には感じます。

社内のSD(セルフディベロプメント)とは、いかに働く2割以外の社員のモチベーションを上げることができるかだと思います。

今後、リモートワークが増えるなかで、SDへの取り組みが、企業の業績により影響を与えることになるかもしれません。

日本の国際競争力は21世紀に入って低下の一途をたどってきました。PISA(国際学習到達度テスト:各国の子どもたちの学力を、同一のテストを実施することでランキングした統計)のランキングもふるいません。

フリードマンひきいるマネタリストが提唱する新自由主義社会は、拒んでも、世界のグローバル・スタンダードです。

競争は格差も生みます。行き過ぎた格差は、もちろん、問題ですが、できるだけ機会の平等に配慮しながら、競争意識を持たせるか、日本社会が抱えている課題のように感じます。

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