【第13回】ブロックチェーン(4/19~4/25)

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ビットコインの価格が700万円を超えました。テスラのイーロン・マスクCEOの発言などを受け、昨年末以降も上昇を続けていましたが、先週(2021年4月16日)、ついに700万円を突破しました。

ビッドコインはかつて仮想通貨と呼ばれていましたが、いまは暗号資産と呼ばれています。実態もなければ、中央銀行のような存在もなく、完全に投資ではなく、投機になってしまっています。

株や為替は、種類や取引方法にもよりますが、実体があるため、暗号資産とはまったく異なっていると言えます。ビットコインのような暗号資産は、ブロックチェーンという技術によって管理されています。2018年1月の仮想通貨NEMの大量流出を引き起こしたコインチェック事件で有名になりました。しかし、このブロックチェーンという言葉は、金融用語、経済用語として定着はしたものの、いまいちよくわからないという方のほうが多いのではないでしょうか。イメージとしては、誰か一人が管理するのではなく、みんなで管理しあうというものですが、不正が働きにくい一方、意外と手間暇がかかりそうと思われませんか。実際、その通りで、ブロックチェーンはインターネット上でみんなで管理・監視する技術ですから、膨大な電量を必要とし、エコとは真逆のシステムとして問題視されています。

技術は常に日々進化しています。人間の英知は利己的ではなく、利他的に、社会全体がよりよくなるために使われるべきです。いい意味でのライバルとの競争は、お互いを切磋琢磨しあい、お互いの能力を高め、お互いが幸せになるように導いてくれます。しかし、これだけ歪で、格差が拡大、固定化してしまっている社会では、競争よりも協調を重視すべき段階だと思われます。

ビットコインをはじめとした暗号資産が、これから今年年末にかけて、どのような動きを示すのか、見守っていきたいと思います。

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