ロバート・ダウニー・Jr.主演のシャーロック・ホームズ。名探偵ものの鉄板の部分はきちんと押さえつつ、エンターテインメント性を極限まで高めた秀悦な作品に仕上がっています。とくに、映像美がすごい！スローモーションの使い方も絶妙で、最初から最後まで飽きさせない展開は見事です。
映画って、やっぱり俳優の魅力だな～って思うこともあれば、いやいやストーリーが大事と思うこともありますよね～。そのときの気分にもよるのかもしれませんし、鶏と卵のように結論のでない命題化もしれませんが、個人的にはやっぱり人かな～って気がしています。
シャーロック・ホームズという古典的名作を現代版にリメイクしたものですが、しかし、映像美とロバート・ダウニー・Jr.の独特の演技で、まったく新しい作品のようにも見えます。アクションシーンなんか、バレー（踊るほう）を見ているような印象を受けるほどです。
繰り返しになりますが、映画のだいご味は、大筋としてはストーリーと演じる役者の魅力によって決まるものですが、その両方がうまくはまったとき、最高の作品が誕生します。シャーロック・ホームズも稀有の作品として語り継がれることでしょう。
ストーリー展開のテンポの良さ、アクションシーンなんかでも、ハリウッド的ではなく英国の紳士的な立ち振る舞いが新鮮さを感じられるポイントにもなっています。
いろんなことを忘れて楽しめ、また、明日からがんばろうという気持ちにもさせてくれますので、お休みの日の午後などに鑑賞させることをお薦めします。GWか梅雨の季節の日曜日の昼下がりなんか、ベストかもしれません。
また、ロバート・ダウニー・Jr.主演のシャーロック・ホームズは続編として「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」がありますので、こちらも楽しみに鑑賞してみてください。
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