アルケゴスって何だと思われます。地名や怪獣の名前っぽいですよね。ある意味で、怪獣なのですが、ここ数日、話題になっている日本の野村証券やスイス金融大手クレディ・スイス・グループなどに巨額の損失が生じるおそれっていう例のアレです。
金融資本主義とか、新自由主義経済といわれて久しい現状ですが、人間て貪欲、強欲で、いつまでたっても失敗から学ぶってことがないですね。一部の人たちかもしれませんが、それが世界経済を揺るがすほどの大事になってしまうわけですから、本気で規制をかけてもらいたいものです。
今年の大学生の就職人気ランキングにも、アクセンチュアが上位にいます。アクセンチュアはご存知の通り、アンダーセン・コンサルティングが前身です。アメリカを代表する会計事務所アーサー・アンダーセンのコンサルティング部門といった位置づけでした。アーサー・アンダーセンは例の前代未聞の不正会計、エンロン事件の中核にいた企業です。
ファンドや、ファンドマネジャは普段、多額の報酬や福利厚生を得てお金でお金を儲けるような仕事をしていながら、巨額の損失を出してもほとんど責任らしい責任を取らずにしらーっと引退するなどといったことが許されるような社会では、まっとうな仕事をし、日々暮らしている方々に対して申し訳なさすぎます。
同一職業同一賃金というのであれば、投資ではなく、投機をやっているような会社や企業に対して、そのビジネスや報酬体制が妥当かどうか、自由主事社会のものとでも見直しや規制の時期にきているような気がします。
これまではグローバルスタンダードという名のアメリカンスタンダードの蔓延で、お金がすべてのような社会に世界中が向かっていき、格差の問題が生じました。しかし、ここにきて、世界は変わろうとしているようにも思えます。変わらざるを得ないといった表現のほうが妥当かもしれません。
カネの亡者はなんでもありで攻めてきますので、みんなで一致団結して立ち向かって、人間らしい社会に変えることができたら最高なのですが・・・。
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