荒木飛呂彦先生の変人偏屈列伝

小説・マンガ

昨年末(2020年12月)の「岸部露伴は動かない」で、久々に荒木先生の作品に触れたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

荒木飛呂彦先生と言えば、60歳とは思えない若さから、実在しているのか?疑惑!人間じゃないのではないか疑惑!など、本人自身が都市伝説的な話題に事欠かない人物ですよね。あの若さは尋常じゃない。

また、代表作ジョジョの奇妙な冒険に見られるように、その作風は独特で、他を寄せ付けない天才ならではの、ある種の狂気的・変態的なオーラを含んでいます。

現代ビジネス社会の風雲児、イーロン・マスクの会社名は「テスラ」です。これは、エジソンも恐れた本物の天才物理学者、二コラ・テスラからとったと言われています。

エジソンが努力の人であるならば、テスラは天才です。「発明とは1%の努力と99%のひらめきである」を地でいく人物です。二コラ・テスラの発明は、いまでもその多くがアメリカの国家機密として公表されていないと言われています。危険すぎる発明が多すぎるためだとも言われています。二コラ・テスラは巨大な鉄球を真っ二つにする機械の展示会で、「わたしはこの地球をも真っ二つにすることができる」といったそうです。

このニコラ・テスラを含め、多くの天才たちを、鬼才 荒木飛呂彦先生と鬼窪浩久先生が描いたのが、「変人偏屈列伝」です。

この本は、きっと何度も読み返し、あなたに元気をくれる本の1冊に加わると思います。

ぜひ、ご一読ください。荒木飛呂彦先生ならではの勢いが紙面からあふれてきます。

変人偏屈列伝 (集英社文庫) [ 荒木飛呂彦 ]

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