【第1回】「人を動かす」 by デール・カーネギー (1/25~1/31)~歴史的名著、最高の座右の銘~

今週の一冊

 令和時代の自己啓発、いつの時代も変わらぬベストセラー、「人を動かす」をお薦めします。もし、死後の世界に一冊だけ、本をもっていけるとすれば、わたしはこの本を選びます。

 電話やメール、SNSで、最も使われている言葉は・・・「わたし」「僕」「俺」などの自分を指す言葉です。
 人は自分のことを話したくてうずうずしていて、他人の話なんてほとんど聞いていないようです。どんな悪人でも、自分のことを悪いと思っている人間はいないそうです。世界中のすべての人は、自分を正当化し、いつ、いかなるときも、本音では、唯一自分だけは正しいと信じているようです。また、信じなければ生きていけません。

 「人間はなんのために生きているのか?」

 答えのない問いかけですが、デール・カーネギーの名著「人を動かす」には、その答えのヒントがちりばめられています。

 〇人は、自分に関心をもってくれる人に関心を持つ!

 〇お世辞はだめ。お世辞など使えば人に心底嫌われる。他人に真に関心を持つことが、人を動かすことができる秘訣だ!

 うーん、お世辞と、他人に真に関心を持つことの違い・・・
深いですね~。読めば、読むほど、イカのスルメのように味が染み出てくる名著です。

 電子版だと気軽にメモやマーカーを引きながら読めて、改めて読んだときの参考にもなるので、電子書籍のリーダーを持たれていらっしゃる方はぜひDLしておきたい一冊です。

 ある女の子が特殊な趣味を持っていて、たまたまやってきたご両親の友人としばらくお話をしたあと、「あんなに物知りで、話のうまい人、はじめてだわ」と両親に興奮気味に言ったそうです。ところが、この友人は女の子の特殊な趣味のことなんて何もしらなかったし、決して話がうまい人物でもなかったそうです。ただ、女の子の話を一生懸命、関心をもって聞いてあげてただけだったそうです。


 人は究極的には自分自身に一番関心があります。
 話がうまい人とは、相手の話を真剣に、関心をもって聞くこと、聞き出すことです。
 そうすることによって、仲間や味方は増え、人を動かすことができます。

 カーネギーがいう人を動かすとは、自分にとって都合がいいように人を動かすことではなく、相手にとって理想的で効果的な方向へ背中を押してあげることを指しています。

 「情けは人のためならず」

 人のために、人の利得を伸展させるために行動してれば、そんな人をほっとくわけがありません。結果として、人に好かれ、最高の人間関係、人脈を築くことができるでしょう。

 究極のコミュニケーション能力とは、他人の話を心から関心をもって聞く習慣を、意識して実行することにほいかならないと気づかせてくれる一冊です。

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